◆メスを入れる鼻整形はどれくらい腫れるのか
◆ダウンタイムの腫れのピークの症状
◆ダウンタイム中の腫れ方や内出血について
※「ダウンタイム中の過ごし方」や「腫れを引かせる方法」については、こちらの記事にくわしくまとまっているのでご覧ください。
→鼻整形後ダウンタイム期間、過ごし方や注意点!腫れを早く引かせる方法
さて、美容整形では「腫れやダウンタイム」に関して多くの悩みを見かけます。
整形することで、どのくらい顔が腫れてしまうものなのでしょうか?
そこで、大塚美容形成外科 横浜院の井田先生に鼻整形の腫れ方についてインタビューさせていただくと、このような貴重なお話を聞くことができました。
![鼻整形メディアチェルノーズ [神奈川]大塚美容形成外科 横浜院 井田先生のインタビュー](https://nose.chel.fun/wp-content/uploads/2019/03/otsuka_yokohama_nose_icon.png)
切開が必要なプロテーゼを挿入する施術でも腫れる期間は1週間程度ですよ。
プロテーゼの挿入は鼻にメスを入れる施術なので鼻が腫れるイメージをお持ちの方が多いのですが、実は最も腫れるのは目周りです。
赤く腫れるのではなく、あざのように紫色や黄色っぽくなります。
先生がおっしゃるように、プロテーゼを入れる場合は1週間ほど腫れがあります。
しかし、鼻の表面よりも目周りのほうが腫れが目立ちやすい!
てっきり、鼻整形をすると鼻が大きく腫れると思いこんでいた私は、想像と違っていたので驚きました。
そこで、今回は鼻整形の腫れる期間や腫れのピークなどについて徹底的に調査することにしました!
実際の腫れ方などを、わかりやすく解説していこうと思います。
鼻整形後の腫れの経過
鼻整形には、鼻を「切らない施術」と「切る施術」の2種類があります。
ヒアルロン酸などの「切らない施術」に関してはほとんど腫れないので、今回はメスを入れる「切る施術」について腫れの経過を見ていくことにします。
本格的な整形なので腫れが心配されていますが、腫れの度合いはどれくらいなのでしょうか?
なお、今回は施術別に腫れやすさが分かるように、腫れのレベルを★で表しました。
(5段階評価で腫れが大きいほど★が多くなります。)
腫れやすい施術が気になる方は、参考にしてみてくださいね。
腫れには個人差があるので、あくまで参考としてみていただければと思います。
①プロテーゼの挿入
シリコン素材でできた「プロテーゼ」を鼻筋に挿入します。
鼻筋がスッと通っているような、高い鼻にしたい人に向いています。
プロテーゼは、メスを入れて鼻筋に挿入するため、見た目だけではなく、鼻の中も腫れるようです。
腫れのピーク時には鼻が詰まっているので、口呼吸で過ごすことになりそうです。
【プロテーゼの腫れの経過】
当日 |
まだ腫れは少ないでしょう。 |
2~3日 |
腫れのピーク。 腫れは、鼻風邪を引いている感覚に近いかも。 3日目は、ギプスを除去することが多いので2日目よりも快適になるでしょう。 |
1週間 |
腫れがほとんどなくなります。 まだ鼻に少し違和感がありますが、日常生活に支障はありません。 |
②耳介軟骨移植
自分の耳の軟骨を鼻先に移植することで、鼻先を高くすることができます。
自分の組織を移植するので、組織が鼻に定着した後は自然な仕上がりに!
アレルギーの心配もないので安心です。
ですが、鼻の中はそれなりに腫れるので、腫れのピーク時には口呼吸で過ごす必要があります。
また、耳の軟骨を採取するので耳も少し腫れます。
当日 |
少し腫れがあります。 また、鼻づまりやかゆみといった症状も。 耳の痛みは、あまり気にならない程度です。 |
2~3日 |
腫れのピーク。 また、ガーゼの下の部分にかゆみが出ることも。 |
1週間 |
腫れがほとんどなくなります! |
③小鼻縮小術
小鼻にメスを入れて切除することで、小鼻や鼻の穴を小さくすることができます。
小鼻の内側を切除する「内側法」と小鼻の外側を切る「外側法」という2つの方法があります。
小鼻縮小術は小鼻のみにメスを入れるので、鼻の中が腫れにくいそうです!
そのため、他の切開を伴う施術と比べると、腫れにくい施術であると言えるかもしれません。
【小鼻縮小術の腫れの経過】
当日 |
まだ腫れは少ないです。 |
2~3日 |
腫れのピーク。 |
4~5日 |
腫れが少しずつ落ち着いてきます! |
1週間 |
腫れがほとんどなくなります! 傷跡もほとんど目立たない状態に。 かゆみからも解放される人がほとんどですが、まだかゆみが治まらない方は病院で処方される軟膏を塗って過ごしてください。 |
④骨切り術
骨切り術は、飛び出ている鼻筋の骨を削り、鼻筋をまっすぐ整えます。
鼻筋に凸凹がある鷲鼻や段鼻の方に向いている施術です。
鼻にメスを入れるだけでなく骨も削るため、顔全体が腫れているような感覚があるでしょう。
また鼻の中も腫れるので、腫れが落ち着くまで鼻呼吸もできないでしょう。
当日 |
初日から腫れます。 |
2~3日 |
腫れのピーク。 |
1週間 |
だいぶ腫れが引いてきます。 また、まだ鼻の付け根の感覚が鈍い人がほとんどです。 |
2週間 |
腫れがかなり引きます。 鼻の付け根の感覚も少しずつ戻り始め、鼻筋が出てきたと感じるようになります。 |
腫れにくい鼻整形もある!?
今回は、ダウンタイムがある鼻整形の話をしましたが、一方で全然腫れない鼻整形もあります。
たとえば、「ヒアルロン酸注射」や「溶ける糸の挿入」のようなプチ整形は、痛みやダウンタイムがほとんどないので、とても人気の鼻整形です。
また、いきなり本格的な鼻整形をする前に、プチ整形をして自分好みの鼻の高さ見つけたい!という人も。
値段も手頃なので、鼻整形をしたことがない方は手始めにプチ整形から挑戦してみるのもいいかもしれません。
腫れを長引かせる行動
鼻整形のダウンタイム中は、とにかく腫れを冷やして安静に過ごしましょう。
安静にすることで腫れが引いて、痛みも和らぎます。
しかし一方で、ダウンタイム中に無理をして仕事に行ったり運動をしたりすると、結果的に内出血や炎症が長引いてしまう恐れが!
下に、ダウンタイム中に控える項目をまとめたので、参考にしてみてください。
【腫れを長引かせる項目と日数】
プロテーゼ |
耳介軟骨移植 |
小鼻縮小手術 |
|
メイク |
翌日~1週間 |
翌日~1週間 |
翌日 |
洗顔 |
1週間 |
1週間 |
翌日 |
シャワー |
当日~翌日 |
当日~翌日 |
当日 |
お風呂 |
1週間~1ヶ月 |
1週間~1ヶ月 |
1週間~10日後 |
スポーツ |
1週間~1ヶ月 |
2週間~2ヶ月 |
1週間~10日後 |
お酒 |
医師の判断 |
医師の判断 |
1週間~10日後 |
うつ伏せ寝 |
1ヶ月 |
1ヶ月 |
1週間~1ヶ月 |
メガネ |
1ヶ月 |
1ヶ月 |
1ヶ月 |
クリニックによって日数は異なりますが、大方まとめると上記のようになります。
しかし、ダウンタイム中に制限されることは自己判断で行うことが難しい項目です。
上記の表はあくまで目安だと思ってください。
ダウンタイム中は、腫れや症状の度合いがひとりひとり異なります。
気になる方は、カウンセリングや術後の通院の際に、医師に相談してみましょう!
【まとめ】鼻整形後腫れの期間と対処法
鼻整形後の腫れに関するポイントは以下の通りです。
(※腫れ方には個人差があります)
ダウンタイム中は休みを取って安静にし、医師から止められてることをきちんと守りさえすれば、腫れが悪化するということはないでしょう。
キレイな鼻を早く手に入れるためにも、アフターケアを念入りに行いましょう。
また、鼻整形後に腫れがどうしても引かなくて不安な場合は、早めにクリニックに相談してくださいね。
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