鼻にコンプレックスを持っている方で、鼻のプチ整形について検討している方も多いかもしれません。
そんな鼻の人気のプチ整形のひとつに、「溶ける糸」によるものがあります。
溶ける糸による鼻整形はメスを使わずに、鼻先をツンと高くする施術です。
溶ける糸による施術を受ける方は、このような方が多いと言われています。
【溶ける糸の施術に向いている人】
・ヒアルロン酸だと効果が物足りない
・メスをいれるのは抵抗がある
など、溶ける糸は、自然な仕上がりになるだけでなく、効果がしっかりと出るという点が人気の施術のようですね。
また、メスを入れる鼻整形と比較すると、腫れやダウンタイムも少ないところが嬉しいポイント!
しかし、
「溶ける糸ってどうして溶けるの?身体に害はないの?」
「そもそも溶ける糸って何?」
など様々な疑問を持っている方もいるでしょう。
そこで、今回の記事では溶ける糸による鼻整形についてわかりやすく解説していきたいと思います!
溶ける糸ってどんな施術?
溶ける糸はどのような施術のことを言うのでしょう。
こちらは、溶ける糸について簡単にまとめた表です。
【溶ける糸とは?】
目的 | 鼻先か鼻筋を高くする |
方法 | 注射器のような器具で糸を挿入。 メスは使わない。 |
施術時間 | 20分ほど |
持続期間 | 半年~2年ほど |
ダウンタイム | ほぼなし |
腫れ | ほぼ腫れない |
溶ける糸は、鼻先を高くするために施術をすることが一般的なプチ整形です。
下の図は、溶ける糸の施術を図で簡単に説明したものです。
鼻先に高さを出す場合は、鼻の穴と穴の間にある鼻中隔(びちゅうかく)に糸を挿入します。
糸が柱のような役割を果たし、皮膚をグッと持ち上げて鼻先に高さを出すのです。
鼻筋に高さを出す場合は、鼻先から溶ける糸を挿入し、鼻筋を高くします。
溶ける糸は、持続期間は永久ではありませんが、ダウンタイムがないというところが大きなメリットです。
メスを入れることに抵抗はあるけど、効果を長く保ちたい!という方にとっては、溶ける糸はメリットが多い施術であると感じるでしょう。
その他の切らない鼻整形についても知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
【切らない鼻整形まとめ】ダウンタイムなし!手軽にできるプチ鼻整形
溶ける糸の素材や、種類について
糸が体内で溶けるということはなかなか想像がつきにくいかもしれません。
溶ける糸の素材は、手術でも用いられる医療用の糸です。
身体にもともと存在する素材で作られているので、安全性が高いと言われています。
身体に異物が残るリスクもなく、溶けた糸も身体にとって害がないのも特長です。
もう少し難しい話をすると、溶ける糸は乳酸を鎖のようにつなげて糸を作っているケースが多く、この糸が体内で水と反応して時間の経過とともに徐々に溶けていきます。
これが糸が体内で溶けるという仕組みなのです。

美容外科で用いられるこの糸には「コグ」とうい細かなトゲのような特殊な返しがついており、挿入後、鼻の中で組織に食い込むので鼻先や鼻筋をしっかり持ち上げてくれます。
このコグがあることで糸の安定性も増し、挿入後の糸の飛び出しといったトラブルを起こりにくくしています。
もちろんコグは挿入後に痛みが伴うようなものではないので安心してください。
溶ける糸もクリニックによって取り扱っている糸が変わるので、気になる方はどのような糸を使っているのかカウンセリングの際に聞いてみると良いでしょう。

「ミスコ」「ワイコ」「スレッド」等、クリニックによって糸の種類や呼び方は様々です。
その中で今回は「Gメッシュ」についてご紹介します。
鼻筋に高さを出す場合は、「Gメッシュ」と呼ばれる種類の糸を挿入することが多いです。
メスを入れないプチ整形なのにも関わらず、まるでプロテーゼを挿入したかのように鼻筋に高さが出すことができます。
Gメッシュの先端は丸くなっているので、挿入後の異物感も少なく、内出血もほとんどないんだとか。
また、Gメッシュは約2年近く効果が続きます。
これはGメッシュの糸の構造に関係しており、フルーツを保護するネットのようなメッシュ状の組み方が長い持続期間を生み出しています。
ダウンタイムや痛み、腫れがほとんどなく施術直後からメイクが可能です。
溶ける糸のメリット
ここまで、溶ける糸の素材や種類についてを紹介してきましたが、溶ける糸のメリットとはどのようなことが挙げられるのでしょうか。
メリットとして言われていることをまとめてみました。
溶ける糸のメリット
溶ける糸は、施術時間が10~20分と短いです。
体にかける負担を抑えることができるので、手軽に鼻を高くしたいという方には向いている方法かもしれません。
中には、仕事終わりに溶ける糸の施術を受けている!という方もいるくらい手軽な施術のようです。
溶ける糸の相場は本数によって変わりますが、50,000円~130,000円が相場となっています。
糸の種類により金額が変わり、1本あたり1万円のものから5万円のものまで幅があります。
1回で4本~8本挿入する方が多いようです。
何本挿入するかは、どのくらい鼻を高くするかで変わってくるので、カウンセリングで医師やカウンセラーとよく話して決めましょう。
▼鼻整形の費用についてはこちらの記事にくわしくまとまっています。
鼻整形の費用はいくら?価格(料金)の相場やローンについて
溶ける糸は、ダウンタイムがほとんどありません。
鼻先に注射をしたところが赤く腫れる程度ですが、鼻先にニキビができたと思われる程度の小さい腫れになる方がほとんどのようです。
メイクでも隠すことができるので、職場の人や友人にバレるという心配も少ないでしょう。
溶ける糸は、ヒアルロン酸と比較して自然な仕上がりになりやすいと言われています。
なぜなら、ヒアルロン酸による整形は、やりすぎると横に広がってしまったり、鼻の始まりが不自然になってしまうので、注入しすぎるとバレやすいのです。
その一方で、溶ける糸は鼻先だけに挿入することができるので、ヒアルロン酸のように広がってしまい不自然な仕上がりになる心配が少ないです。
溶ける糸のデメリットやリスクに関するQ&A
溶ける糸には多くのメリットがあることがわかりましたが、デメリットについてはどうなのでしょうか。
ここでは溶ける糸の鼻整形を検討している人が、不安に思っていることやリスクに関する質問をまとめました。
気にしている悩みがあれば参考にしていってくださいね。
Q.溶ける糸の施術は痛くないの?
施術中は麻酔が効いているので、痛みを伴うことはありません。
ですが、麻酔が切れた時に痛みを感じる方が多いようです。
術後に麻酔が切れた際、鼻がズキズキ痛むことがありますが、1週間前後で治まるでしょう。
痛み止めを処方してくれるクリニックもあるのでカウンセリングなどで確認しておくと安心です。
あまりにも痛みがひどい場合や長時間続く場合はクリニックに相談しましょう。
Q.どれくらい腫れるの?
溶ける糸による腫れはほとんどないと言われていますが、多少は腫れてしまいます。
注射した部分に、蚊に刺さされたようなポツンとした赤みを帯びます。
術後すぐにメイクが可能で隠せる程度なので必要以上に心配することはないでしょう。
ただほとんど腫れがないといっても、個人差はあります。
万が一、腫れが大きく出てしまった場合は、冷やすことが効果的です。
保冷材などタオルにくるんで鼻全体を冷やしましょう。
▼ダウンタイムの過ごし方についてもっと詳しく知りたい方はこちら
鼻整形後ダウンタイム期間、過ごし方や注意点!腫れを早く引かせる方法
Q.糸が取れるリスクはある?
溶ける糸が取れたり飛び出たり、という話は昔のことです。
一昔前は、糸をそのまま挿入した場合は糸が出てくるリスクがありました。
しかし、溶ける糸の施術を受けることのできるクリニックでは、コグのある糸を使用している場合がほとんどなので、糸が出てきたり取れたりするリスクを心配する必要はありません。
同じ溶ける糸でもコグがある糸は鼻の中で組織にしっかり食い込むので、糸が出てきてしまうというリスクを大幅に減らしてくれるのです。
もし、それでも気になる場合はカウンセリングなどで聞いてみてくださいね。
Q.挿入後に抜糸がしたくなったらできる?
溶ける糸は溶けない糸に比べて抜糸が難しいとされています。
術後直ぐになら可能な場合もありますが、数か月経つと糸が組織と癒着して取れにくくなります。
糸自体は溶けるので、時間が経てば抜糸をしなくても元の鼻に戻りますが、長い期間抜糸をしたいと悩むことは苦痛ですよね。
施術後の鼻の状態を医師とよくシミュレーションすることが大切です。
【まとめ】溶ける糸で鼻整形をする前に
ここまで紹介してきた溶ける糸の鼻整形について、抑えておきたいポイントのまとめになります。
- 溶ける糸は切らない鼻のプチ整形
- 溶ける糸は医療用の安全な糸
- 溶ける糸にも種類があり、持続期間などが変わる
溶ける糸による鼻整形は、効果が高く持続期間が長いことが嬉しい鼻のプチ整形です。
糸を挿入するといってもその安全性は高いので、はじめての方でも安心して施術を受けることができるのではないでしょうか。
また、品川美容外科にはフレックス・ノーズという「溶ける糸」を利用した鼻整形のメニューがあります。
下のボタンからフレックスノーズの詳細の記事に飛ぶことができるので、気になった方はご覧になってみてください。
・【切らない鼻整形まとめ】ダウンタイムなし!手軽にできるプチ鼻整形
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