これから鼻整形を考えている方にとって、鼻整形をした後のメンテナンスや持続性については気になるところではないでしょうか。
この記事では、鼻整形のメンテナンスやその持続性について解説していきます。
これから鼻整形を考えている方も、すでに鼻整形をしている方も、参考にしていただければ嬉しいです。
鼻整形は一生もの?
一度でも鼻整形をすれば、一生キレイな鼻でいられるのでしょうか。
鼻整形の施術によっては、半永久的に理想の鼻の形を手に入れることが可能です。
ただ、全ての施術方法が半永久的に効果が続くわけではありません。
まず、鼻整形は大きく「切らない施術」と「切る施術」の2つに分けることができます。
鼻整形では、メスを入れるか入れないかによって、持続期間が変わります。
切らない施術
「切らない施術」は、メスを入れずに注射などで施術を行う方法です。
具体的には、ヒアルロン酸の注射や溶ける糸の挿入などがあります。
切らない施術は半永久的な施術方法ではなく、一定期間が経過すると元の鼻に戻ります。
施術後は定期的にメンテナンスをし、同様の施術を行う必要があります。
切る施術
一方で「切る施術」は、メスを入れて施術をする方法です。
具体的には、耳の軟骨を鼻に移植する「耳介軟骨移植(じかいなんこついしょく)」、小鼻を切り取って鼻の穴を小さくする「小鼻縮小手術」、鼻にシリコンでつくられた人工軟骨を入れる「プロテーゼの挿入」などの施術があります。
切る施術をすると、一度の施術で半永久的な鼻に仕上げることができます。
基本的にはほとんどの施術では、一度施術を行いダウンタイムが終了すれば通院の必要がありません。
以上のことから、一度の施術で一生ものの鼻に仕上げたい方は、「切る施術」を行うことで希望を叶えることができます。
ただ、全ての切る施術が永久かと言われると、実はそうとも言い切れません。
詳しくは、下の項目で説明します。
また、鼻整形の施術別の詳しい説明については、下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。

一度整形をすると、形はずっと変化しないのか
鼻整形後に、形が変化するかどうかは施術方法によって変わります。
上記でも説明しましたが、鼻整形には「切らない施術」と「切る施術」があります。
切らない施術
まず、注射などによる切らない施術は、永久的な施術方法ではありません。
切らない施術の代表的な例として、ヒアルロン酸の注射がありますが、半年~1年程度で体内に吸収されます。
体内に吸収されると鼻の高さも変わるため、効果が薄れてきたと思ったら、再度施術を行う必要があります。
また、逆にヒアルロン酸を注入しすぎても、形が変化しすぎて不自然になる可能性があります。
「メンテナンスが面倒だから」という理由で、あらかじめ多めにヒアルロン酸を注入することはおすすめできません。
切る施術
一方で、切る施術では、半永久的な鼻に仕上げることが可能です。
しかし、切る施術で鼻整形をすれば、鼻の形は一生変化しないのかと言われると、必ずしもそうとは言い切れません。
切る施術の中でも、自家組織(自分の耳介軟骨など)を移植したり、軟骨を切り取ったりする方法であれば、定着率が高く、変化もしにくいです。
ただ、人工物を挿入する施術方法だと、人によっては挿入後、まれに違和感を感じる方がいるので注意が必要です。
例えば、鼻に人工物を入れる代表的な例として、プロテーゼの挿入があります。
プロテーゼと呼ばれる医療用のシリコンを鼻に挿入することで、半永久的に鼻に高さを出すことができる施術です。
自分の鼻のサイズに合っているプロテーゼを選べば、違和感を感じることは少ないです。
しかし、施術した方の中には、挿入後に違和感を感じたのでプロテーゼを抜いた、という方もいます。
プロテーゼの挿入はポピュラーな施術方法ではありますが、まれにメンテナンスや通院が必要になる可能性があることは頭に入れておく必要があります。
プロテーゼの施術に関するメリットやデメリット、施術方法に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

鼻整形をした後もメンテナンスは必要なのか
基本的には、切らない施術では定期的なメンテナンスが必要です。
切る施術では、自家組織を移植する「耳介軟骨移植(じかいなんこついしょく)」などの施術方法や、小鼻を切り取る「小鼻縮小手術」という方法であれば、メンテナンスの必要がありません。
ただし、プロテーゼなどの人工物を挿入した場合は、何年かに1回、メンテナンスが必要になる可能性があります。
メンテナンスとはどんなことをやるの?
鼻整形のメンテナンスには、何が必要なのでしょうか。
施術ごとに、詳しく見ていきましょう。
切らない施術
まず、ヒアルロン酸注射や溶ける糸の挿入などの切らない施術は、1年前後で効果が薄れます。
そのため、約1年周期でメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスの方法は、再度同じ施術で鼻整形を行うことが一般的ですが、施術方法を見直して、施術内容を変えることも可能です。
そのため、最初は切らない施術で鼻を整形した方が、メンテナンスの際に切る施術に変更することも可能です。
再手術の場合でも、カウンセリングで相談して決めるので、安心してください。
切る施術
切る施術をした場合は、基本的にはメンテナンスは不要です。
特に、軟骨などの自家組織を挿入したり、小鼻を切り取るなどの施術をした場合は、アレルギーが起こる心配も少なく、施術後に通院する頻度も少なくて済むでしょう。
もしかしたら、プロテーゼの挿入だけは、何年かに1回メンテナンスが必要になるかもしれません。
また、施術する人の希望によっては、切る施術と切らない施術を同時に行うこともありますが、その場合は、切らない施術のみメンテナンスが必要になります。
メンテナンスの必要がなく、1度の施術で半永久的な鼻を手に入れたい方は、カウンセリングの際にカウンセラーと相談してみましょう。
【まとめ】鼻整形は戻る?メンテナンスの必要性について
鼻整形の持続性やメンテナンスについて解説してきました。
以下の表が、この記事のまとめです。
- ヒアルロン酸注射などの切らない施術は永久ではない
→ 定期的なメンテナンスが必要 - 切らない施術は基本的にメンテナンス不要
→ 自家組織の移植による施術は、メンテナンスは不要
→ プロテーゼの挿入にはまれに違和感を感じる人がいる
鼻整形も、施術方法によってはメンテナンスが必要なものもあります。
定期的にメンテナンスを行っても問題ないという方は、切らない施術を行うことをおすすめします。
逆に、メンテナンスの回数を減らしたいという方は、切る施術がおすすめですが、どの施術が合っているかどうかはひとりひとりの希望によって様々です。
鼻整形に興味はあるけれど、どの施術が良いのかわからないという方は、まずはクリニックにカウンセリングを受けて、鼻の悩みや希望を打ち明けてみてはいかがでしょうか。
実際に足を運ぶほうが、あっという間に不安が解消できたというケースも多いようです。