美容整形をした後に不安なこととして、「整形後のトラブル」があるかと思います。
今回は、鼻整形後のトラブルに関するお話です。
せっかく鼻整形をしたのに、整形後にトラブルが起こってしまうなんて、あまり考えたくありません。
しかし、そもそも鼻整形後にトラブルは起こりうるのでしょうか?
先日大塚美容形成外科の横浜院の井田院長に、鼻整形についてインタビューをさせていただいた際にこのようなお話を伺うことができました。
![鼻整形メディアチェルノーズ [神奈川]大塚美容形成外科 横浜院 井田先生のインタビュー](https://nose.chel.fun/wp-content/uploads/2019/03/otsuka_yokohama_nose_icon.png)
最近では鼻整形の技術が発達し、安全で自然な仕上がりの施術が受けられるようになりました。
安静にお過ごしいただければ1週間ほどで腫れがひきますし、トラブルも起きませんので安心してください。
施術後に鼻をぶつけると、鼻の中でプロテーゼが動いてしまい内出血や感染症の要因になりかねないので気を付けましょう。
先生によると、トラブルが心配されている鼻整形ですが、最近は技術が発達したことにより安心して施術を受けることができるということですね。
このことからも、鼻整形の施術が原因でトラブルが起こるという可能性はかなり低いと考えて大丈夫でしょう。
しかし、鼻をぶつけるなどの物理的な要因によっては、施術後に内出血が起こってしまうような可能性があり得るとのこと。
なので、もし万が一トラブルが起こるとしたら、どのようなトラブルがあってどのような対処法があるのか…ということは知っておいて損はないかと思います。
そこで、この項目では鼻整形後に起こる可能性があるトラブルとその対処法について解説します!
すでに鼻整形をしていて不安な方はもちろん、これから鼻整形を考えている方も、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
鼻整形後に起こりうる6つのトラブル
先ほどもお話しましたが、近年は美容整形の技術も進歩しており、日本のクリニックでも鼻整形の安全性や品質が向上しています。
このことからも、鼻整形の施術が原因でトラブルが起こる可能性は少なくなっています。
しかし、施術後に
「これって大丈夫なのかな?」
「トラブルじゃないよね?」
と、心配になってしまうようなことはあるでしょう。
施術後の不安を未然に防ぐためにも、原因や対処法をしっかり把握しておくことは非常に大切です。
ケース1:鼻をぶつけた
施術直後の安定していない時期は、鼻をぶつけた時は早めにクリニックを受診しましょう。
ダウンタイム中はデリケートなので、鼻の形に影響が出る可能性が高いです。
術後に関しては、鼻を多少ぶつける程度であれば問題ありません。
ですが、衝突事故や階段から落下したなどで、鼻に大きな衝撃を加えた時には注意が必要です。
特に、メスを伴う施術でプロテーゼなどを挿入している場合は、早めの受診が望ましいです。
例えば、プロテーゼなど挿入している場合は、プロテーゼが曲がったり、ズレたり、中で動いたりする可能性があります。
ヒアルロン酸などのプチ整形の場合は、2~3日様子を見ても、大きな変化や痛みがなければ大丈夫でしょう。
ケース2:鼻づまりがひどくなった
メスを入れる鼻整形をした場合は、ダウンタイム中に鼻の中が腫れやすいです。
そのため、鼻づまりの症状が起こる事が多いと言われています。
また、他にも、ギプス固定をした部分に汚れが留まることで、息苦しさを感じる場合もあります。
ダウンタイムが終わっても、鼻づまりが治らないというケースもあるようです。
特に、小鼻を小さくする「小鼻縮小術(こばなしゅくしょうじゅつ)」や、
鼻先を長くする「鼻中隔延長術(びちゅうかくえんちょうじゅつ)」を受ける際には注意。
上記どちらの施術も、施術をすることで鼻の穴が狭くなるので、施術前よりも呼吸がしにくく、鼻がつまっていると感じやすいのです。
施術後にどうしても息苦しい場合は、再手術などにより改善できることもありますのでクリニックに相談してみましょう。
ケース3:鼻水が止まらない
術後に鼻水が止まらなくなっても、1~2週間ほどで治まる場合がほとんどです。
まれに1ヶ月ほど続く人もいますが時間が経てば治まるので、大きな心配をする必要はありません。
鼻水が止まらない場合は、鼻を無理にかまず、ティッシュでふき取るようにしましょう。
黄色い鼻水が出る場合は、感染症の疑いがあるので早めの治療が必要です。
鼻水は粘膜の炎症によって、黄色くなったり、止まらなかったりする等の症状が出ます。
鼻の中を切開したり、プロテーゼなどを挿入したりすることで、感染症を起こす場合があります。
しかし、感染症は洗浄、抗生剤の点滴、薬での治療で治すことが可能なので、安心してください。
心配せずに、まずクリニックに行きましょう。
ケース4:うまく笑えない、笑う時つっぱる
術後間もない期間は、腫れが引くまで笑いにくいと感じることが多いです。
鼻の形が変わることで違和感を感じますが、通常であれば徐々に慣れていくことでしょう。
冷やすなどの対策をすることにより腫れが引き、笑顔の違和感も徐々に改善されます。
鼻筋や鼻先を高くしすぎると、笑う時につっぱり感を感じやすいと言われています。
特に、鼻筋を高くし過ぎると、笑った時に皮膚がひっぱられて、違和感を覚える人もいるんだとか。
また、鼻筋プロテーゼや自家組織など入れた場合に、鼻先の動きが小さくなる人もいるそうです。
鼻先の動きが小さくなることで、笑った時の顔に変化がでるのかもしれません。
鼻の腫れが引いたのに笑顔がうまくできない!という場合は、クリニックに相談しましょう。
ヒアルロン酸なら溶解注射、プロテーゼなら違うプロテーゼに入れ替えてもらうなどで改善できる可能性があります。
ケース5:左右差が気になる
ダウンタイム中に腫れがある間は、大きな左右差が出やすい傾向があります。
例えば、プロテーゼの施術の場合は、鼻筋が曲がって見えるといった左右差が出やすいです。
他にも、小鼻縮小の場合は、鼻の穴の大きさや形に左右差が出やすいと言われています。
これらの症状は、腫れが収まれば改善されることがほとんどです。
左右差に関しては、完全になくすことは難しいかもしれません。
なぜなら、日本人の9割近くの人の鼻は左右対称ではないと言われているからです。
そのため、見方によっては、左右差がある鼻のほうが自然な仕上がりということができます。
しかし、ダウンタイムが終わった後も、不自然な左右差がある場合はクリニックに相談しましょう。
例えば、プロテーゼ挿入後に鼻筋が曲がっている場合は、プロテーゼがずれている可能性もあるので緊急性が高いです。
そのまま放っておくと、炎症を起こしたり、どんどんズレが大きくなってしまう可能性があるので、早めの処置をしてもらうことが大切です。
ケース6:鼻先から糸が飛び出ている
糸が鼻から飛び出してきた人の話を聞くと、術後間もない期間で糸が飛び出したというケースが多いようです。
しかし、これは糸の構造が改善されたので起こりにくくなりました。
現在多くのクリニックで使用されている溶ける糸には、トゲのような返しがあります。
糸についているトゲが鼻の中の組織と噛み合うので、飛び出ることはまずありません。
念の為、クリニックで施術をする前に、糸について聞いておくと良いでしょう。
トゲのような返しのある糸であれば、溶ける糸が鼻先から飛び出るトラブルはめったに起きません。
ダウンタイムをすぎてから糸の違和感がない場合は、安心して大丈夫でしょう。
鼻整形の再手術を受ける場合
鼻整形手術のあとにトラブルが起きてしまい、もう一度納得の行く施術を受けたいと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
鼻整形の再手術の相談や施術を受ける場合は、主に2つの選択肢があります。
②別のクリニックを探して、再手術を受ける
もし、施術を受けた時に保証がついているのであれば、保証が適用されて安い価格で手術を受け直すことができるかもしれません。
ですが、施術を受けたクリニックの対応に不満や不安を覚えた場合、別のクリニックで受けるのも手段です。
他院の再手術専門のセカンドオピニオン外来とは?
美容外科によっては、セカンドオピニオン外来という「他院の再手術専門の外来」を設けているクリニックがあります。
東京美容外科は技術力が高いことからも、セカンドオピニオン外来として利用する人が多いクリニックの一つです。
鼻専門の外科医が在籍しているクリニックですので、鼻整形のことであれば親身に相談に乗ってくれるでしょう。
なお、セカンドオピニオン外来のカウンセリングは無料で行うことができます。
【まとめ】鼻整形後にトラブルが起きた場合の対処法
鼻整形で起こりうるトラブルとして下の6つについて解説しました。
・鼻づまりがひどくなった
・鼻水が止まらない
・上手く笑えない
・左右差が気になる
・糸が出てきた
繰り返しになりますが、現代では鼻整形によるトラブルは起こりにくくなっています。
どのトラブルもカウンセリングでの確認や、術後のアフターケア、過ごし方で事前に防いだり、改善したりすることができます。
もし施術後に痛みや大きな変化が続く場合や、施術後の鼻に満足がいかず再手術をお考えの方は、一人で悩まずに早めにクリニックに足を運ぶようにしてくださいね。
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